万華鏡の世界
『万華鏡で撮る!!』という企画展のワークショップに、先日参加してきました。
まずは、講師の先生の作品写真を見学。
万華鏡を通して写真を撮るということで、どのような表現が出来るかと認識して、
自分のイメージを膨らませてから、まずは万華鏡作りからスタート。
万華鏡作りの材料は、出来る限り廃材をリサイクルすることを基本として…
身の回りにある筒状のものと、カッターで加工の出来るミラー。
この2つを使って作業がスタートしました。
作業の所要時間はおよそ20分程度。

茶筒だったり、マーブルチョコのケースだったり、トイレットペーパーの芯だったり、
とにかく色々な筒状のものの中から、自分のカメラレンズの径に合うものを選びます。
気付かなかったけれど、身の回りには筒状のものが沢山あった。
そういうのって意識したことが無かったから、
意識すると色々あるんだなぁと、地味に衝撃的でした。

筒の円に対して隙間が空かない正三角のサイズを割り出し、
その正三角形をミラーで作り、これが万華鏡になります。
ミラーはカッターで切り、やっぱり身の回りのものを使って、
つなぎはセロテープ。
専門的な材料を一切使っていないので、作る万華鏡がより身近に感じます。
いよいよミラーの万華鏡を、筒の中にセットします。
ミラーの万華鏡が筒からはみ出て長い部分を、厚紙で周りを覆います。
ミラーの万華鏡はより長い方が、
レンズからより距離のある方が、
反射が美しく綺麗な三角形で写真を撮れるらしいです。

ミラーの万華鏡がセットされた筒を、レンズにセットして、
カメラのファインダーを覗くと…その景色は初体験!!
万華鏡の反射が映し出された世界は、いろいろなものが反転された、
幾何学模様の不思議な世界。
カメラだと色々な所に持ち歩けて、幾何学模様の世界が記録に残せるし、
表現できる。それが私には衝撃的でした。
早速、外に出て撮影会を開始。
美術館に咲いていた桜。

オプションのビー玉を被せると、またまた違った世界。
ビー玉と、空のやさしい青色。

スイセン。

忠実な表現を目指す撮影技術、この基本スタイルは変えずに、
息抜きしながら視点を変えて、カメラで遊んでみるのも、
リフレッシュされて、童心にかえります。