爽やかな天気の木曽漆器祭
先日の週末、木曽漆器祭りに行って参りました~
もちろん、漆器は大好きなのですが…
奥さんが、独身の頃に勤めていた会社が、木曽平沢の漆器屋さんだったのです。
山が近くに迫り、山に挟まれるようなところにある木曽平沢は、
冬の日照時間は短く、冬の寒さはそれは厳しい。身体に凍みる寒さ。
そして…
春を迎えると、一気に景色は緑一色。
雪解けと共に、奈良井川の水の音が爽やかに聞こえ、
初夏を前に、気持ちのいい季節です。
普段静かな木曽平沢の街が、一年間で最も賑わうのが、この木曽漆器祭りです。
木曽平沢は、漆器工房・店が軒を連ね、
普段、あまり店売りをしていない店もこの日だけは特別に店を営業。
なかなか出来ない、漆器屋のはしごを出来るわけですから、
日本全国から、お客様がみえます。
直に職人と会話ができるまたと無い機会。普段は聞けない漆の苦労話や、
漆器の扱い方、勿論価格交渉だって、皆さま遠慮はいりません(笑)
…という訳で、奥さんは、漆器祭りの手伝いに行っていました。
お客さんが少なめな時間帯を狙って、あちこちフラフラ…
木曽平沢の漆器屋さんを撮ってきました~。
こちらは、奥さんが勤めていた『山加荻村漆器店』の蔵の店です。
本社は、国道19号線にもあります。
木曽平沢は、国の重要的伝統物郡保存地区の選定を受けており、
表にはこのような「店」があり、
その奥の「路地」を抜けると、中庭があり、
そして突き当りの奥には「漆蔵」があるというのが特徴です。
かつては、ここで漆の上塗の作業をしていましたが、
この漆器店では、蔵のギャラリーとして、漆器を展示販売しています。
こちらは、お向かいにあります『伊藤寛司商店』です。
「店」から、
小さな「路地」を抜けると…
やはり、「中庭」があり、その先には…
「漆蔵」があります。
この店は、いまでもこの「漆蔵」で職人がそれぞれの仕事を分業でこなしています。
かつての木曽平沢の姿を今なお、伝えている店です。
この二つの店がある通りから。隣の通りに入ると…
表の店にテント等は出さず、割合こじんまりとした、店が並びます。
しかし!!
見た目にあなどるなかれ。
木曽平沢の建物は、いわゆる「うなぎの寝床」。
店の中に入ってみなければ、見た目だけでは、建物の全貌はわかりません!!
その奥行きの広さに、いつも驚かされます。
こちらは、『漆芸 巣山定一』さんの店です。
定一さんのこだわりは、この漆塗のポスト。
何故に、こだわりかというと…
そ・れ・は…
実際に、定一さんの工房を訪ねてみて下さい。
定一さんの漆への、漆器へのこだわりがわかるはずです!!!
by keel503
| 2011-06-07 12:49
| 息抜きの日々