人気ブログランキング | 話題のタグを見る

鞄のアトリエ ESPEDIENTE  ~エスペディエンテ~

espediente.exblog.jp ブログトップ

ダレスバック製作レポート 2

前回からの続きで…
ダレスバックの前胴と背胴に、鞄本体のマチを縫いつけます。
今回は、コスト面の制約が有り、ミシン縫いで行います。
この工程で、一気に「箱」になり、鞄らしくなってきます。

ダレスバック製作レポート 2_d0205122_683767.jpg


ミシン糸には太さが色々あり、仕立てる鞄によって使い分けます。
ミシン糸の太さは0番・5番・8番・20番・30番等の『番手』という番号が記されていて、
一般的に数字が小さい程太い糸になります。
今回は上糸5番、下糸8番の共色の糸を使用しました。
縫製に入る前に、ミシンの糸調子や、
針を均一に整える為のバフ掛け(針の磨き)等の微調整を行い、
端材の革でテスト縫製を何度も行います。
調整のめどが立ったら、いよいよ本体マチの縫製を行います。
縫い始めてからも、一針一針糸の締り具合を確認しながら縫い進めます。

本体が縫い上がると…、
続いて、革を巻きつけ仕込んでおいた口金を、本体口元部分へ手縫いで縫製します。
口金は、事前に鞄表面に露出する端の部分のみ、手縫いの縫製を施しておきました。

ダレスバック製作レポート 2_d0205122_692968.jpg


手縫いはとても時間が掛かりますが、
ミシンのように、シビアな糸調子を行わなくても、
指先の力加減で微調整が自由自在に出来ますので、
美しく均一なステッチ表現が可能になります。
ミシン縫製、手縫い縫製も一長一短。
双方のメリットを最大限に活用して、使い分けた鞄作りが私の理想です。

残す作業は、持ち手とキークロッシェットの作成と、本体のコバ処理。
完成まで… もう一息です。
by keel503 | 2011-08-18 06:12 | 鞄職人の日々
line

長野県松本市にてヨーロッパの革を使った、手づくりの革鞄やバックを製作しています。2013年4月にアトリエ兼店舗をオープンいたしました。皆様のお越しをお待ちしております。


by keel503
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31