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鞄のアトリエ ESPEDIENTE  ~エスペディエンテ~

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ミネルバボックスの経年変化と、定番鞄の追加

イタリアのタンナー、バタラッシ・カルロ社がつくるミネルバボックスという素材は、
経年変化がとても激しいながらも、美しい。
使う程に愛着が増す、革らしい革です。
その中で最近、お気に入りのナポリ色(イエロー)を使ったトートバックを、
以前ご紹介しましたが…  (過去の記事はコチラ→ 
近しい所で4カ月程使用された、鞄の状態を確認させて頂く為に…
一時、里帰り。

ちょうど先日は写真教室の日でしたので、
撮影のお題を『色味の変化を表現する方法』と、させて頂き、
やはり今回も、ライティングの位置がキーポイントに。
(向かって右側が、定番作品とした新品鞄。左側が4カ月使用後の鞄。
中央にある財布は、同じ素材を3カ月使用したもの。)

ミネルバボックスの経年変化と、定番鞄の追加_d0205122_1474435.jpg


経年変化は4カ月が経ち、もとの黄色の名残はあるものの、
艶感が増して、黄金色に変化。
私個人的には、新品よりも魅力を感じました。
ミネルバのトートバックよりも、1カ月遅れで使用していた私の財布は、
日々、洋服との摩擦によって、さらに黄金色へと変化を遂げた。
金運アップにつながるかしらぁ…(笑)   (過去の記事はコチラ→ 

ミネルバボックスの経年変化と、定番鞄の追加_d0205122_1410524.jpg


革の経年変化はもちろん事、鞄の変形具合、使い勝手などをうかがい、
比較的好評だったので、自分の定番ラインに仲間入りさせることにしました。
大容量の鞄なので、
“大量に・たくさん”という意味のイタリア語で『フォルテ』と命名しました。
ミネルバボックスのショルダー革1枚、約140D/S(デシ)前後の所、
今回の鞄は110D/S(デシ)、ほぼ丸々1枚を使っています。

この鞄の特徴は裏地が無く、芯材も極力使用していないので、
革本来の経年変化をみることが出来るし、
なんといっても鞄の大きさが、とにかく大きい。
底面もたっぷりと、とってあるのが特徴です。
内部に仕切りなどの制約が一切無い為、中に好きなように放り込む事が出来て、
ザックリ使うには大変使いやすい。
鞄の中を整理して使いたい方には、バックインバックがおすすめですが、
使用していた方は、ノートパソコンまで入れて運搬していた様です(笑)

鞄の容量が大きくなった分、
必然的に鞄全体の重量が増えるし、重たい物を入れる事もあるでしょう。
持ち手の付け根あたりには、少し吊られたような変形が確認されたので、
その一部に修正を加え、定番作品とするものを製作しました。
芯材に革を抱き合わせたものを、表面の持ち手付け根に配置して、
その上から持ち手を縫製し、内部裏面への異素材露出を防ぎました。
これなら重たい物を入れても、吊られるような状態が無くなりフォルムをキープできます。

ミネルバボックスの経年変化と、定番鞄の追加_d0205122_141214.jpg


さて、自分の定番に追加しても、今の自分には販路が無いので、
普段は家に飾ってあるだけです(笑)
おそらく、発表の場はクラフトフェア等のイベントの会場になるのだけれども、
反応はいかがなものか… 楽しみでもあり、不安でもある。
by keel503 | 2012-04-01 14:18 | 鞄職人の日々
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長野県松本市にてヨーロッパの革を使った、手づくりの革鞄やバックを製作しています。2013年4月にアトリエ兼店舗をオープンいたしました。皆様のお越しをお待ちしております。


by keel503
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