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鞄のアトリエ ESPEDIENTE  ~エスペディエンテ~

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パイソン×ノブレッサカーフの札入れ

こちらもご依頼品、大変お待たせしてしまいましたが“札入れ”を製作しました。
表革にはマットのダイヤモンドパイソンを使用し、
内部のパーツには、黒のノブレッサカーフを使用して仕上げました。
年配の男性へプレゼントする為のご依頼でしたので、
パイソンの柄で遊びながらも、黒のノブレッサーカーフを使用することで、
落ち着いた、品のある雰囲気に仕上げました。

パイソン×ノブレッサカーフの札入れ_d0205122_17501039.jpg


この札入れは、全体的に薄く仕上げることを基本として設計し、
一番厚みのでるマチの構造部分には、“通しマチ”を採用して仕立てることにしました。
“通しマチ”は、一本の変形した帯状のマチを折りたたみコの字型の形状にしていきます。
札入れの中に何も入っていないときは、たたまれていて、
中味の状況によって、マチの厚みが調整できるので、今回の財布に採用しました。

しかし、この“通しマチ”は、鞄等に使われる“通しマチ”とは違っていて、
まずは、その辺の模索からスタートです。

パイソン×ノブレッサカーフの札入れ_d0205122_17504039.jpg


財布の“通しマチ”を過去に数回、挑戦した経験から、
理想のマチ幅や安定したミシン掛けが出来るよう
試作を繰り返しながら、仕立てていきました。
この辺のことは、何か資料が存在するわけでも無く、
教えてくれる人も特にいないので、やってみるしかないのです。
“通しマチ”の仕立てが、完璧というわけでは無いけれども、
過去に比べ、クオリティーは上がった様に思います。
しかし、まだまだ試行錯誤が必要かな。

また、カード入れの部分も、出来るだけ薄く仕立てる為に、
切り込みをいれたタイプを採用し、仕立てました。

大方、イメージ通りの仕上がりになったのではないでしょうか。
全体の仕上がり・全体のレベル・全体の厚さを、理想の中に収めることができましたが、
小物は苦手です(笑)

今回、中パーツにノブレッサカーフを使用したのですが、
打刻の刻印が押せない為、焼印を試みようとしたのですが… やはり、綺麗にいかない。
箔押し機が欲しいところだけれど…  今は、とても購入する余裕が無い…
いずれ、購入するつもりではいるのですが、
外注で箔押しをしてくれる先を探してみようと思います。 
『箔押し』これが次の私の課題かな?
by keel503 | 2012-06-23 18:44 | 鞄職人の日々
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長野県松本市にてヨーロッパの革を使った、手づくりの革鞄やバックを製作しています。2013年4月にアトリエ兼店舗をオープンいたしました。皆様のお越しをお待ちしております。


by keel503
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