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鞄のアトリエ ESPEDIENTE  ~エスペディエンテ~

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赤いブリーフケース

引っ越しや片づけ、アトリエのオープン準備の合間をぬって、
見本となる店置き商品がまたひとつ、出来上がりました。
今回はかぶせタイプのブリーフケース、メンズビジネス鞄です。

メンズビジネス鞄で使用する革の色は、黒や茶色が王道ですが、
迫力や第一印象のインパクトを重視して、赤色の革を使用して製作しました。

赤いブリーフケース_d0205122_1103246.jpg


書類を小分けにして収納できるように、マチは中仕切り二つの三つマチ構造にしました。
見本となるこの三つマチ構造を定番として、
お客様のお好みで二つマチや、四つマチに変更して鞄をオーダーする際の目安として
対応できるように、今回は三つマチでブリーフケースを製作しました。
定番の三つマチ構造の鞄と比べると価格は変わってきますが、
ブリーフケースのマチの数はお客様のお好みで変えることができます。

赤いブリーフケース_d0205122_1111216.jpg


持ち手は革を積み重ねて削り形成した、積革の持ち手です。
アルミ等の金属の芯を使用した持ち手は、握っていてもちょっと硬質感を感じてしまいますが、
革のみで作られた積革の持ち手ですので、使いこむ程手に馴染んで、
フィットしていくと思います。

底は直接地面に触れる部分で、しかもコバはどうしても傷み易い箇所ですので、
底を保護する為の底鋲を共革で製作してみました。
底鋲は金属のようなもので対応するのが一般的ですが、
市販で手に入る金具の底鋲は巾が狭く、
鞄の加重がダイレクトに細い底鋲の一点に加わり、
鞄の型くずれの原因になってしまう為、
出来るだけ巾が広くてしかも目立ちにくい、ということで共革を使ってみました。
巾を広くすることで、力のかかる点が分散されますし、
底鋲の部分は手縫いで縫製してありますので、底鋲を交換することができます。

赤いブリーフケース_d0205122_1121071.jpg


ブリーフケースと同素材の革なら、いつでも交換が可能になりますので、
加重がかかる底鋲が痛んできてもメンテナンスが対応できるようにしてあります。
今後、このブリーフケースに限らず、鞄をより永く使って頂く為、
容易に取り換えサポートが可能になる配慮もしていきたいです。

赤いブリーフケース_d0205122_113641.jpg


いよいよ看板や床、外観工事等が始まり、
アトリエの工事も順調に進んでおりますが、
四月のオープンに向けての準備、まだまだこれからが山場です。
by keel503 | 2013-02-13 11:07 | 鞄職人の日々
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長野県松本市にてヨーロッパの革を使った、手づくりの革鞄やバックを製作しています。2013年4月にアトリエ兼店舗をオープンいたしました。皆様のお越しをお待ちしております。


by keel503
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