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鞄のアトリエ ESPEDIENTE  ~エスペディエンテ~

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ミネルバで三つ折り財布

またまた、ご無沙汰してしまいました。
最近の製作状況をお伝えします。

こちらも、クラフトフェア出展の際にパターンオーダーという形で、
ご依頼をいただいておりました、三つ折り財布

ミネルバで三つ折り財布_d0205122_23482449.jpg


ミネルバボックスのオルテシアをご希望されて、ステッチの色はおまかせ。
というご依頼で、製作いたしました。
オルテシアには、生成り色のステッチがお似合いかな~と、思い、
今回は、この配色でいきました。
ご依頼の方とお話ししている中で、ウォレットロープがあればなぁ~と、 
おっしゃっていたので、同じ素材・同じステッチで、付属させていただきました。
お財布の素材とウォレットロープの素材が、同じなんて!! オーダーならでは?!

続いてこちら。クラフトフェアの際に、比較的好評だったカメラストラップ。

ミネルバで三つ折り財布_d0205122_23493273.jpg


ドイツシュリンクのジンブルーと、ゴールドの指定で、ステッチの色はおまかせ。
こちらはポップなイメージに仕上げた方が良いと思い、ステッチの色はイエローに決定。
ご使用になる方は、大柄な方だったので、
本体のベルト部分は、定番よりもかなり長めで製作しました。
前回から取り入れている、サル革も二重にしてツートンカラー。
大変気に入って頂けたようで、ホッとしました。

ありがとうございまいした!
# by keel503 | 2012-09-24 23:52 | 鞄職人の日々

ミネルバボックスで『コモ』製作

9月1日~2日の二日間、駒ケ根市にて『もみじクラフト』が行われました。
一昨年前、初めて私が出店したイベントです。
今年は、製作に追われている事や、独立準備も進めていく為、
出店はしませんでしたが、知人の方が出店していることもあり、
午前中に車を走らせて行ってきました。

ミネルバボックスで『コモ』製作_d0205122_2341319.jpg


一昨年前、私達が出店した時に比べ、天気は打って変わって、
日差しが気になる程の良い天気。
木陰の中は風が通り、割と涼しく、クラフトフェア日和。
お客様も大勢みえているようで、駐車場には車が多く、
大変賑わっていました。
それに加え、出店者の方々も数が増えているような気がします。
それぞれに個性があって、とても魅力的でした。

ミネルバボックスで『コモ』製作_d0205122_2342995.jpg


一年ぶりの再会。
ご挨拶をかねてお寄りした、『Powレザーさん』で写真を撮らして頂きました。

私には出来ないカービングという技術を駆使して、
様々な作品を作られていました。
夕方には予定が入っていましたので、滞在時間は短かったものの、
たくさん刺激をいただき、情報交換もさせて頂いて、帰ってきました。

帰宅後、午後は私の定番鞄『コモ』をお渡し予定になっていましたので、
ご依頼された方が、私の作業場まで『コモ』を取りにお越し下さいました。
この『コモ』は中に仕切りがあり、3層式で区切られ、
ビジネスバックにもトートバックにも使えるシンプルな鞄です。

ミネルバボックスで『コモ』製作_d0205122_234349.jpg


クラフトフェアまつもとへ出展した際に、
ミネルバボックスのグリージオ色にてご依頼いただいた鞄です。
その際に色々お話しして、感じたイメージ等を随所に表現してみました。

今回の製作では、持ち手を通常よりも太くして製作し、
また、太くした持ち手に合う様に、太番手の糸を選びました。
メインに見える箇所は5番糸を使用し、
逆に中パーツの等の内部は8番糸を使用して使い分けてみました。

ミネルバボックスで『コモ』製作_d0205122_23434542.jpg


また、一番修正を加えた箇所は、全体のパターン。
狙いは、全体のボリューム感、ふくらみを追及する為。
出来上がってみて作り手目線にはなりますが… いい表情が出たと思います。

同時に、内部に仕込む芯材も変更して、出来るだけ革の表情が生きる様にしました。
この辺も、狙いどおりの表情が出たと思います。
今後はこの芯材を使って進めていきたいと思っています。
また、上口部分にも立体感を出す為に、今までは返し合わせで仕立てていた部分を、
バインディングに変更したことで、より全体の表情に立体感が出ました。

ミネルバボックスで『コモ』製作_d0205122_234436100.jpg

# by keel503 | 2012-09-02 23:49 | 鞄職人の日々

カメラストラップ

またまた、ご無沙汰してしまっております。
前回の更新から、ずいぶん日数が経ってしまいました…。

ここ最近は、独立に向けた準備を並行しながら、進めているので、
なかなか、ブログ更新の時間を作れずにいました… (言いわけですかねぇ)

鞄製作も、もちろん行っています。
2点程、完成いたしましたが、ご依頼された方の手元へ渡っていないので、
お嫁入りを果たしてから、また改めてご紹介したいと思っています。

クラフトフェアまつもとの際に、比較的好評だった“カメラストラップ”を、
ご依頼された方の指定色で製作いたしました。

縫製の糸の色も、ご指定カラー。
色味のバランスは自分の中だけだと、どうしても偏ってしまうので、
ご依頼される方が自由にイメージした配色は、とても刺激を頂きます。

カメラストラップ_d0205122_22105676.jpg


基本的には、今までのストラップと同じデザインではありますが、
やはりせっかく作るので、何かサプライズ的な配慮を考え、
サル革を表裏二枚重ねにして、尚且つそれを色違いにして配置してみました。
気付いてくれるか、気付かないかは… わかりませんが…、
私なりの、ちょっとした気持ちを込めました。

最後に… これからもできるだけ頑張って更新していきますが、
万が一、更新の期間が空いてしまった時… それでも見捨てないで下さいね~。
# by keel503 | 2012-08-28 22:11 | 鞄職人の日々

暑い夏とサンプル製作

日中、勤め先の暑さは尋常では無く、
私の仕事場は、二階の作業場なので、どうしても熱が上にこもる。
一階はひんやりエアコン。勤め先のオーナーは、二階に近寄らない。
だけど、私は一日中そこに缶詰状態。
三時に淹れていただくお茶は、ホットコーヒー。なかなかノドが潤わない(笑)
猛暑の日は、作業場の何処にいても暑く、逃げたくなる。
無駄にトイレに行って、一階の冷気を少し感じるのが気分転換。
おかげで、家に帰ってからは、ぐったり。
ですが、オーダーのサンプルづくりと、型紙づくり・修正をしていました。

キーケースの製作依頼があり、
お客様が希望するツルンっとしたイメージのフォルム、を表現する為のサンプルです。
車のエンジンスターター、イモビライザーから、家の鍵まで、
いろいろな鍵をまとめて入れる為のキーケースなのですが、できるだけコンパクトに。
縫い目を極力無くして欲しい。
四角いイメージでは無く、丸みを帯びるイメージに。
一枚革で出来るパターンでやってみたけれど… 
何個か製作しましたが、いまいちしっくりこない。

暑い夏とサンプル製作_d0205122_6151165.jpg


これも、たぶんダメそう…。
次のパターンを、また考えてはいるけれど…。
縫い目を無くす立体ファスナーポーチ。
物理的に不可能?!
縫い目をなくすは… どういうこと??

シザーケースの製作依頼を受け、こちらもサンプルを製作しました。
仕事道具を収納するものですけれど、道具として機能しなければ意味がないし、
出来上がってからの変更も厳しいので、手間はかかりますが、
道具の出し入れのスムーズさと、道具とのサイズ関係を確認する為に、
サンプルを製作しました。
本当はお会いしてサイズを確認したかったのですが、なかなかその予定が合わず、
先日、ご依頼のお客様にサンブルを送付して、実物同士で確認して頂き、
お客様から送付して頂いた画像です。

暑い夏とサンプル製作_d0205122_6154468.jpg


使い手でなければ見えてこないものがあって、
作り手では分からないことも多いので、サンプルは製作してみて良かったです。

サンプル製作は、失敗しない為の予防線。
理想の形が見つかるまでに手間と時間がかかりますが、自分も形を知る。
サンプルを作って、あぁ~ここ気を付けなきゃってことも見えてくる。
経験を踏むこともできる。
ご依頼された方は、頭の中でイメージしているだけの状態よりも、
実際に形になってくると、より具体的なイメージへと踏み込んでいけるのかなぁ…。
# by keel503 | 2012-08-11 06:19 | 鞄職人の日々

ベルトの製作

私の定番鞄の『コモ』のパターンオーダーと、ベルトの製作依頼をいただいていましたが、
まずはベルトを先に製作させていただきました。
ノブレッサカーフの爽やかな色味、ジンブルー色での依頼を受け、
この夏に使いたいという事でしたので、梅雨が明けていよいよ夏本番!!
何とか間に合わせる事ができました。
ベルトの製作_d0205122_2334951.jpg


ベルト製作にあたって、コバの処理について悩みました。
ベルトは摩擦が多い。
摩擦に対する耐久性を考えると、へり返し仕立てでは適さない仕立て方法だと思うし、
男性的なシャープなイメージを表現するとなると、
どうしても、切り目の仕立てのコバ処理。
切り目仕立てで、尚且つコバをカラフルに仕上げる事が、今回のテーマとなりました。

切り目仕立ての場合、
今までは染料仕上げを基本としてコバ仕上げを行ってきましたが、
せっかくカラフルな発色が多いノブレッサカーフや、
ドイツシュリンクを使っても、染料で仕上げると、
どうしてもコバの色は、黒ないし、こげ茶になってしまいます。

全体を引き締める色として、決して悪くは無いのですが、
コバも素材の色に合わせた色でまとめたいと思い、
端革等を使って、いろいろ顔料仕上げの方法を試してきました。
しかし、なかなか… しっくりくる方法が見つからないでいた所、
先日、同業者の方からコバ処理のアドバイスを頂き、それを基に少しアレンジを加え試してみました。
アドバイスのお陰。
実際に、端革で屈折やひっかき等のストレスを与え
コバの耐久性を試してみたところ、
今までにない顔料仕上げによって耐久性がより改善されました。
(これまで私がしてきた顔料仕上げの場合、使っているうちにコバ磨きした部分が剥離したり、
ひび割れ等が起き、耐久性に劣っていました。)
また、独自で顔料の色塗料を作ることができましたので、
ジンブルー色に出来るだけ近づけるように、色を調合することもできました。

ベルトの製作_d0205122_2335735.jpg


カラフルに全体がまとまるのは、爽やかな清涼感で夏にピッタリ。
革製品というと、夏は敬遠されがちな所もありますが、
清涼感と元気を取り入れるアイテムとして、活躍すればいいなぁ。 
一般的に黒ないし、こげ茶色のベルトが多い中、
服装に合わせたカラフルなベルトも、使い分けとしてあってもいいのかなぁ…。
しかも、ベルトと鞄の素材が同じ革というのも素敵。
それこそ“オーダーならではの魅力”なのでは… と感じます。

“オーダーのならではの魅力”は、もうひとつ。
ベルトの長さ自体は、ご依頼主の体型に合わせて製作しますが、
ベルトの穴は実際の体型サイズに合わせた穴を、納品の際にその場で開けさせて頂きます。
ジャストサイズの穴と前後にひとつずつ。全部で3つ位しか穴は開けません。
必要最低限の穴のみを開けることで、自分だけのアイテムとなり、
たくさん穴の開いた市販のベルトに比べると、よりオリジナルが感アップします。

また、ノブレッサカーフの二枚貼りだけでは、ベルトの厚みが心もとなかったので、
表革と裏革の間にブッテーロの床革をサンドイッチして、
さりげない肉盛りを演出しました。
いかにもという感じの肉盛り感もいいけど、さりげない肉盛り感もいいと思います。
今後は、この肉盛り感の表情も使い分けていきたいです。
# by keel503 | 2012-07-22 23:48 | 鞄職人の日々
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長野県松本市にてヨーロッパの革を使った、手づくりの革鞄やバックを製作しています。2013年4月にアトリエ兼店舗をオープンいたしました。皆様のお越しをお待ちしております。


by keel503
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